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次世代のインターネット「Web3.0」の実現を目指す、「Web3 Foundation(Web3財団)」という団体があります。
自分のデータを自分で管理する、プライバシーがより守られたインターネット世代であるWeb3.0に向けた活動を行うWeb3 Foundationについて、Web3 Foundationの推進プロジェクト「ポルカドット」について、わかりやすく解説します。
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Web3.0とは
Web3.0は、現在のWeb2.0の次に訪れる新たなWeb世代です。 今までのWebのようにクライアントとサーバーで繋がったネットワークではなく、分散化された拠点でネットワークが繋がれ、自分の情報を自分で管理することができるWeb世界のことを言います。
Web3.0は、ブロックチェーン技術を利用して作られるネットワークにより実現します。ブロックチェーンは、最初に作られた仮想通貨であるビットコインによって誕生しました。そのため、仮想通貨はWeb3.0と密接した関係にあり、Web3.0世代の実現を目指すプロジェクトでも、仮想通貨を利用した取り組みが多く進められています。
まだ未知なる領域のため、Web3.0の到来で誕生する具体的なユースケースは多くありませんが、Web3.0が実現すればWeb2.0のような「自分のデータを誰かに管理されながら利用するインターネット」ではなく、「自分のデータを自分で管理しながら利用できるインターネット」をユーザーが利用することができるようになります。
〜Web3.0についてさらに詳しくはこちら〜
Web3.0とは?初心者にもわかりやすく解説!実例や長所、課題、何が可能になるかについても紹介
Web3 Foundation(Web3財団)とは
Web3 Foundation(Web3財団)はスイスを拠点に、Web3.0の実現を目指し、様々な活動を行っている団体です。仮想通貨イーサリアムの共同設立者である、ギャビン・ウッド(Gavin Wood)氏らによって創設されました。主な推進プロジェクトにPolkadot(ポルカドット)・KUSAMAなどです。
「財団」とは、ある目的のために集められた財産の集合体のことです。Web3 Foundationに集められた資金は、Web3の実現のため利用されます。Web3 Foundation自体は営利目的で活動していません。
金銭・技術的な支援プログラム「Web3 Foundation Grants」などを展開しており、ポルカドット(後述)などに貢献するプロジェクトに対し支援を行っています。ポルカドットの取引記録を確認することができる「Polkascan(ポルカスキャン)」、ポルカドットの仮想通貨ウォレット「PolkaWallet(ポルカウォレット)」などのプロジェクトを支援しています。
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ギャビン・ウッド氏とは
Web3 Foundationの創設を行なったギャビン・ウッド氏は、イーサリアムを共同で創設し、Ethereum Foundation(イーサリアム財団)の元CTOだった人物です。Web3 Foundationの推進プロジェクトであるポルカドットも、ギャビン・ウッド氏によって考案されました。ギャビン・ウッド氏は、イーサリアム上で頻繁に使用されているスマートコントラクトの言語「Solidity」も作りました。イーサリアムの開発に取り組んでいた2014年ごろにポルカドットの構想を思いついたと語っており、そこから6年後にポルカドットの稼働が実現しています。
参考:イーサリアムのスマートコントラクトをわかりやすく解説!実例も紹介
業界でも非常に影響力がある人物で、現在Web3 Foundationのトップを務めています。ポルカドットの仕様を決定する中心メンバーにも選ばれており、Web3.0やポルカドットの今後を引っ張る存在です。
Web3 Foundationの目指すもの
・Users own their own data, not corporations
・Global digital transactions are secure
・Online exchanges of information and value are decentralized
Web3 Foundationは、上記のようなインターネットの実現を目指しています。
・企業ではなく、ユーザーが自分で自分のデータを管理できるインターネット
・グローバルのデジタル取引が安全であるインターネット
・情報と価値のオンライン上のやり取りが非中央集権的なインターネット
これはWeb3.0の定義とも取れるもので、分散化されたネットワークの中でユーザーが安心安全に、誰にも支配されることなく取引を行えるインターネットの実現を目指していると言えます。
これらはブロックチェーン技術が基盤となり実現する、と言われているため、Web3 Foundationは基本的にブロックチェーンに関連したプロジェクトに注力しています。ポルカドットもブロックチェーンを応用したプロジェクトで、プロジェクト内で利用できる仮想通貨「DOT」を発行しています。
Web3 Foundationのプロジェクト「ポルカドット」
ここで、Web3 Foundationが推進する中心的なプロジェクト「ポルカドット」について紹介します。
ポルカドットは、ブロックチェーン技術を基盤とした仮想通貨やサービスをつなぎ、「Web3.0」の実現を目指しているエコシステムです。また、そのプロジェクト全体を指してポルカドット、とも呼びます。
非常にわかりやすく、そして簡単に言うと、ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーンの、プラットホームになることを目指したプロジェクトです。ポルカドットも特定の運営者がいるわけではなく、非中央集権型のプロジェクトです。
先に紹介したギャビン・ウッド(Gavin Wood)氏らによって2016年に考案されました。2020年5月から稼働が開始されています。
2021年現在、仮想通貨やブロックチェーンプラットホームはそれぞれ独立して存在しているため、同じ土俵で利用することが困難です。例えば、ビットコインとイーサリアムは異なるブロックチェーン基盤の仮想通貨のため、イーサリアムの送金手数料の支払いにビットコインを利用することは通常できません。
しかし、ポルカドットが両者を結ぶことで、イーサリアムの送金手数料支払いにビットコインを利用できるようになる、などが実現する可能性があります。今まで実現しなかった、異なるブロックチェーン同士を利用したアプリケーションの構築などが可能になります。
まだ始まったばかりのプロジェクトのため、未知数なところはありますが、開発コミュニティも人数が増えてきており、今後が期待されているエコシステム・プロジェクトです。
〜ポルカドットについて詳しくはこちら〜
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以上、Web3 Foundationについて紹介しました。Web3.0は、今後のインターネット社会や仮想通貨の中心となる可能性があるムーブメントです。Web3 Foundationや関連したプロジェクトを追うことで、Web3.0についてより深く学ぶことができるでしょう。
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