とってもやさしいビットコイン

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ビットコインや仮想通貨の知識が全くない初心者の方でもビットコインや仮想通貨がどういうものなのか分かりやすく理解できるブログを目指してます。

ビットコインの将来 Segwit2xハードフォークのその後

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11月16日に予定されているビットコインのハードフォークではコミュニティが分裂し、ビットコインに危機が訪れているとささやかれます。16日のハードフォークの後にビットコインはどのようになっていく可能性があるのか、初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。

 

 

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Segwit2xの分裂騒動

ビットコインのコミュニティ(開発者やマイナーなど)の意見分裂する事でビットコイン自体の分裂を起こしてしまっている今回の分裂騒動ですが、今後のビットコインや仮想通貨の将来をかなり変えていくものであると考えます。

 

それはビットコイン自体や仮想通貨がどのような変化を遂げていくのか誰にも分かる事ではありませんが、現状を知る事である程度の予測がつきます。

Segwit2xの分裂騒動の経緯についてはこちらビットコインの11月分裂(ハードフォーク)騒動を知ろう!をご参照していただければと思います。

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ビットコイン将来の可能性

ビットコインが11月16日にハードフォークを行った後の可能性は簡単に分類すると以下のようなものが考えられます。(ビットコインSegwit2xハードフォークはいつ行われるか 知っておくと良い情報

 

1 ビットコインが今まで通り稼働

 

Segwit2xビットコインが誕生してもマイナーや多くの事業者、ユーザーがSegwit2xビットコインを無視しオリジナルビットコインを採用し続けた場合、ビットコインはそのまま継続します。

ビットコイン自体に現在重大なる脆弱性が見つかっている訳ではないためすぐに何か問題が起きる訳ではありません。ですのでビットコインを元々開発しているビットコインコア開発者の方針の元ビットコインは稼働していきます。事業者が対応してくれる為に元のビットコイン所有者は安全にビットコインを利用する事ができます。

 

この場合はSegwitという機能を利用した将来に向けての問題解決(ブロックサイズ問題)が行われます。

 

2 Segwit2xビットコインがビットコインになる

 

多くのマイナー・事業者・ユーザーがSegwit2xビットコインを採用した場合、オリジナルビットコインは消滅します。消滅しないまでも限りなく市場価格は下がりシステムが不安定になってしまいます。

そしてSegwit2xビットコインが「真の」ビットコインとして受け入れられるようになり、「ビットコイン」という言葉はSegwit2xビットコインを指すようになります。

 

元々のビットコイン保有者はSegwit2xビットコインを受けとる事ができる(対応する取引所・ウォレットに入れておけば)ので持っていたビットコインと同数のSegwit2xビットコインを保有する事になり、特に問題が無く新ビットコインを利用する事になります。

 

この時、Segwit2xビットコインを「ビットコインコア」というチームが開発する事はほぼありません。(開発者がSegwit2xビットコインに移る可能性はあります。)

 

3 2つのビットコインが競合する

 

どちらのビットコインもマイナー・事業者・ユーザーの支持を受けた場合、2つのビットコインが競合する事になります。競合期間は1か月になるのか、10年になるのかは分かりません。

ただ、2つのビットコインが存在してもあまり誰の得にもならない(価格が分散するなど)為どちらのビットコインを本当のビットコインとするかを事業者は決める事になります。

 

またSegwit2xビットコインの実装で事業者が両者を扱う場合には特別な手法で攻撃を防がなくてはならないのでどちらか一方へ収束していく可能性が高くなります。

 

この場合は両者のビットコインはそれぞれの道を行き問題(ブロックサイズ問題)を解決する為の行動を取っていきます。どちらもお互いを下げ合ってしまい、信頼を失う事で「ビットコイン」そのものの価格が無くなる可能性はあります。

 

最も高い可能性は何か

これらの可能性がある中で将来どうなるかは誰にも分かりませんが、キーマンはやはりマイナーであると考える事ができます。

 

基本的にはマイナーの動向によりどちらのビットコインを事業者が採用して行くのかが決まります。マイナーが存在しなければどちらのビットコインも安定して稼働する事はできません。安定的に稼働しないビットコインは事業者は扱う事が出来ず、ユーザーに提供しても混乱を生んでしまうだけだからです。

 

ではマイナーはどのような動機を持ってマイニングするビットコインを選択するかと言えば基本的には「利益」を追求する事で意思決定をします。それがユーザー(投資家)の要求であっても、政治的な(出資を受けている企業の)要求であっても、ビジネスである以上は利益が出ない方のビットコインをマイニングする事はありません。そうしなければ自身のマイニング継続を行えなくなり、自分が消滅してしまうからです。

 

ですのでどちらのビットコインをマイニングすれば利益が出るのかを考えると自ずと答えが出てきます。

 

複雑な事情

ここでどちらのビットコインをマイナーがマイニングするのか予測するのを困難にする複雑な事情があります。

それは政治的な事と技術的な事です。ユーザーは長年の開発による信頼をビットコインコアに寄せている事や、一般的には多数が変化を嫌う事から基本的にはオリジナルビットコインに流れる事が予測されます。

しかし、ビットコインコア開発者が進めているブロックサイズ問題解決の糸口はブロックチェーン上で取引を処理するものではなく、ブロックチェーンの外で行うもので手数料という利益を減少させる可能性があります。(ブロックチェーンの外で行われた取引手数料をマイナーが受け取れない可能性があるため。)

 

そしてSegwit2xビットコインを進める事業者の中にはマイニング事業に出資を行っている企業があるという事も複雑化する政治的要素です。出資を受けているという事はそれだけで利益の増減に直結するのでこの問題も政治的とは言え「利益追求」に大きな問題が生じます。

 

この為、現在ではSegwit2xビットコインを支持するマイナーが多いのです。

しかし、実際にSegwit2xビットコインが技術的に脆弱性が無いという事が証明されておらず、乗り換えたはいいもののSegwit2xビットコインが崩壊してしまうようではマイナーも利益を出す事ができません。

 

これが事態を複雑化し、様々な意見が乱立する原因の一つとなっているのです。

 

ユーザーの視点

ユーザーの視点ではビットコインを保有していればSegwit2xビットコインを保有できるのでどちらでもいい、と考える事もできます。もちろん、利便性が向上するのであればどちらのビットコインがビットコインになろうとも関係はありません。

 

しかし、Segwit2xビットコインが真のビットコインになった後に脆弱性により崩壊してしまった場合は全てのビットコインを失う事になる可能性があります。資産の消滅は免れないでしょう。

ですがビットコインを投資として考えなければその時にビットコインコア開発者が残っていれば一時的に資産を失う事が合っても元のビットコインが復活するので問題はありません。ビットコインをハードフォークする行為は多く見られていますのでこれが教訓になり、仮想通貨に対する考え方が多くの人の中で変わる事でしょう。

 

つまり、ユーザーとしては投資として見た時には危機が迫っているものの社会実験として見た場合には成長の過程ととらえる事ができるのです。

 

Segwit2x分裂後も続く

仮にSegwit2xビットコインが「ビットコイン」になったとしてもコミュニティの分裂によるハードフォークは続いていきます。このような事を繰り返してもいつかどこかで失敗する日が来ます。

ですのでその時期が今になるのか先延ばしになるのかの問題で、今回の騒動を経て事業者やユーザーは学ぶべきだと考えます。その為には短期的利益を考えるだけでは分からない問題が多いので長期的に仮想通貨はどのような存在になるべきか、どのような仮想通貨を求めるのかを考える事が将来に向けた一歩となります。

 

11月16日以降も仮想通貨の開発は行われていくのでユーザーである私たちは今回の騒動を通して仮想通貨・ビットコイン・非中央集権・テクノロジーの在り方を考える事が多くの利益(や問題解決)を生み出す事になると考えます。

 

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