とってもやさしいビットコイン

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ビットコインの知識が全くない初心者の方でもビットコインがどういうものなのか分かりやすく理解できるブログを目指してます。

ビットコインコア(Bitcoin Core)開発者の役割とルール決定

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ビットコインコア開発者(Bitcoin Core)の役割は初心者の方にとってみればよく分かりません。ビットコインは中央で管理されていないのになぜ開発者がいるのか?開発者が結局「中央管理者」なのではないか?この疑問に初心者の方にも分かりやすくビットコインコア開発者の役割とビットコインのルール決定について解説をしていきます。

 

 

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ビットコインコア開発者とは

 

ビットコインコア開発者はその名の通りビットコインの開発を行う人たちです。元々ビットコインは「サトシナカモト」と呼ばれる謎の人物により発明をされました。サトシナカモト氏が書いた設計書を元に有志のエンジニアが2008年より開発を行ってきたのがビットコインです。

 

ビットコインは設計書(プログラミングコード)が公開されております。誰でもコードを見る事ができますしコピペだってできます。そのコードを現在書いているのが「ビットコインコア開発者」です。

 

ビットコインコア開発者はコード上のバグや仕様をより良いものにしようと日々開発を行っている人たちです。

 

そのコードを元に「Bitcoin Core」というソフトが作成されております(ウォレット機能や取引を検証したりできます)。実際にこのソフトを修正できるのは現在ビットコインコア開発者に選ばれた限りある人たちです。

 

Bitcoin Coreは現在ビットコインのルールを示すものとなっており、Bitcoin Coreがビットコインの標準設計を示します。

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Bitcoin Coreの役割と改善提案

 

Bitcoin Coreがビットコインのルールとなっているので「ビットコインコア開発者」にしかビットコインルールを変更できないのでは?と思われるかもしれませんがそうではありません。

 

確かに実際にBitcoin Coreをいじれるのはビットコインコア開発者だけですが「改善提案」は誰でも提出する事ができます。この「改善提案」を「BIP(Bitcoin Improvement Proposals)」と言います。

 

この提案を元にビットコインが今後どのような方向へ改善していくべきか議論が行われビットコインシステム参加者の賛成が多く、ビットコインコア開発者も賛同すれば実際にBitcoin Coreも改善されます。このようにしてビットコインのルールは変わっていきます。

 

つまり誰でも提案できるビットコインの強みはありますが一定の力をビットコインコア開発者は持っている事になります。

 

ビットコインコア開発者が権力を持っている?

 

これだけだとやはりビットコインコア開発者はかなり強い権力を持っているのでは?と思います。しかしそれは正しくもあり誤りでもあります。

 

何故ならビットコインコア開発者の操作できるBitcoin Coreはあくまで「ルール」を決定しているだけだからです。

 

決められた「ルール」にビットコインシステム参加者(マイナー・ユーザー・ビットコイン事業者)が賛同しなかったとしましょう。

 

ビットコインコア開発者が決めたルールに賛同しなければ新たにルールを設けて他のシステム参加者は新たなビットコインを作成しそれを利用する事ができるのです。先ほども述べたようにビットコインの設計書は公開されているので一部ルールを変更した新ビットコインを作成するのは簡単です。

 

さらにマイナーというビットコイン取引を処理する事をビットコインコア開発者はしないのでマイナーが一人も参加してくれなければビットコインコア開発者のルールによって動くビットコインは存在しなくなります。

 

このようにビットコインコア開発者は一定の権力を持っていますがあくまで「ルール」を作成しているだけでそれに従わせる強制力を持たないのです。

 

誰が権力を持っているか?

 

そうなると取引処理を実際に行い、ビットコインを稼働させている「マイナー(マイニングする人)」が権力を持っているのでは?と考える事でしょう。

 

しかしそうとも言い切れません。なぜならマイナーの決めたルールのビットコインをユーザーが利用しなければそのビットコインは価値の無いものになりマイナーも赤字(システムを稼働設備させるためのコストをまかないきれず)を出してしまうからです。

 

これではマイナーも商売あがったりです。(マイニングは報酬ーコストで行われるビジネスです。参考:ビットコイン「マイニングの報酬」の仕組み

 

もちろんユーザーにも絶大な権力はありません。ルールを作成しませんしユーザーは団結して何かを行う事はありません。(ユーザー=投資家・決済利用者など)

 

事業者もユーザーに指示されないルールを持つビットコインを取り扱っても商売になりません。

 

このようにしてビットコインは絶妙なバランスの中で「トップ=中央集権」ではないシステムを形成しているのです。

 

まとめ

 

非中央集権だからこそ問題も生じます。ビットコインの課題であるブロックサイズ問題の解決策を争って議論はなかなか収束しません。

 

ビットコインコア開発者やユーザーのルールに従えないマイナーの動きも活発にありビットコインキャッシュという新たなビットコインも生まれそうです。(2017年7月24日現在)

 

世界初とも言える非中央集権の組織「ビットコイン」を学ぶ事は未来の組織の在り方を学ぶ事に繋がり、とても面白いものがあります。

 

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