とってもやさしいビットコイン

とってもやさしいビットコイン

ビットコインや仮想通貨の知識が全くない初心者の方でもビットコインや仮想通貨がどういうものなのか分かりやすく理解できるブログを目指してます。

ビットコインが分裂するのはなぜか

f:id:jyutakugyoseiku:20170721094036p:plain

 

ビットコインを最近知った方は「分裂」という現象に対し「何故通貨が分裂するの?」と感じている事だと思います。なぜ通貨であるはずのビットコインが分裂するのか、初心者の方にも分かりやすく解説をしていきたいと思います。

 

 

 bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

 

ビットコインの仕組み

 

ビットコインがなぜ分裂するのかを知る為にはビットコインがどのように成り立っているのかを知る必要があります。

 

ビットコインは日本円のように「紙幣」「硬貨」というものがある訳ではありません。「通貨」と聞くとどうしてもそのような「物」をイメージしてしまいがちですがビットコインはそもそもの仕組みが日本円とは異なるのでそのようなイメージを持つのは一旦やめましょう。

 

ビットコインは一つの台帳に「Aさん、いくら保有」と書き込まれる事によりその存在が証明されます。台帳が所有者と数量を示してくれているのでAさんがどのくらいビットコインを保有しているのか分かるようになります。

 

この台帳に示された数量が「通貨」として全体に認識されます。銀行の預金通帳のようなものです。預金通帳には〇〇円と記載されているだけで私達は〇〇円所有している事が確認できます。このように実際に「紙幣」を持たずとも通貨が存在していると私達は認識できます。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20170721083408p:plain


スポンサー

 

 

台帳の正体

 

台帳は1枚のページになっており、書きかえられなければそれでビットコインは成立します。しかし、ビットコインは管理者が存在せずとも書きかえられたりしないような「非中央管理」を目指して作成された通貨です。(ビットコインコア(Bitcoin Core)開発者の役割とルール決定

 

私達の銀行の預金が勝手に書き換えられて「昨日は100万円持っていたのに今日は50万円になっている」とならないのは銀行が書きかえられないようにデータを守っているからです。このような構造は「中央管理」と言います。

 

そこでビットコインは台帳を1枚のページにせず、複数のページに分ける事やページ毎にランダムに当選した人(実際には競争に勝った人)が作成しそれを皆で検閲(不正が無いかどうか確認する)事で「非中央管理」でも書きかえられないようにルール作りがされております。

 

このようなビットコインの台帳は「ブロックチェーン」と呼ばれます。

 

ブロックチェーンの仕組み

 

ブロックチェーンと呼ばれるビットコインの台帳は10分毎に1ページ作成されていきます。前のページの暗号を次のページに組み込むことによって「このページは前のページの続きです」という証明をします。ここでページ=ブロック、が連なっている為に「ブロックチェーン」と呼ばれる事が分かります。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20170721084514p:plain

 

この台帳を作成していく際、たまに同時に2人の当選者が出てくる事があります。そうなると前のページを2人とも参照している為に最新のページが2つ存在する事になります。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20170721085008p:plain

 

こうなると上図の最新ページAに記載されている保有者情報と最新ページBに記載される保有者情報が異なるものであったとしてもどちらも「正しい情報」となります。

 

例えば最新Aには「Aさん、100BTC保有」と記載されていて最新Bに「Aさん、50BTC保有」と記載されてあったとしてもこの時点ではどちらも「正しい情報」となります。(ルールではいずれどちらかのページが破棄されるようになっているので結果的にどちらか一方が「正しい情報」になります。)

 

このように2つの最新ページが生じる事を「フォーク(分岐)」と言います。

 

フォークから分裂へ

 

今示したのは「たまたま」最新ページが2つになった場合ですが、この分岐を意図して行う事があります。これが「分裂」を生み出します。

 

例えば先ほどのように前のページを参照している最新ページがあるのにも関わらず次に当選した人が、最新ページを無視して前のページを参照したページを作成するとします。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20170721085952p:plain

 

ここでも分岐(フォーク)が発生します。

 

こうなったとしても「元々の最新ページ」「最新ページを無視して作成されたページ」どちらのページの記載も「正当なページ」として扱われます。

 

通常の(たまたま生じる)分岐であれば、どちらのページも元々のビットコインルールを踏襲しているのでどちらかに次の当選者がページを繋ぎ続けていきます。

 

ビットコインの「最も長く繋がっているページを持つ台帳を正当なものとする」というルールにより先ほどのような「Aさん100BTC保有」「Aさん50BTC保有」という矛盾した情報が存在し続ける事がなくなります。

 

しかし「意図して起こす分岐」ではルールそのものを変更したページを追加したりします。例えば

「今まで1ページに取引は10個記載というルールだったけどこれからは20個まで記載していい事にするよ」

というルールを追加して分岐させます。

 

そのルールに賛同する人達だけで意図して起こした分岐のページに続けてページを追加していきます。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20170721091104p:plain

 

この状態が続く事で台帳(ブロックチェーン)が分裂していきます。

 

ブロックチェーンの分裂=ビットコインの分裂

 

ビットコインは台帳によって存在が証明されると最初にご説明いたしました。ですので台帳が分裂するとビットコインも分裂する事になります。

 

「最も長く繋がっているページをもつ台帳を正当なものとする」というルールはありますが、もはや意図して分岐させている為に次にページを繋ぐ人は新たなルールのページに繋ぐのでページが短くとも永久に台帳が作成されていくのです。(ページを繋げる人がいる限り)

 

このようにして台帳(ブロックチェーン)の分裂によりビットコインは「分裂」します。

 

分裂したら元の保有者はどうなるか?

 

また、先ほどのように意図して分岐をさせたページではルールが変わっております。「1ページに10個取引が記載される」というルールのビットコインのページが前のページに書かれている「Aさん100BTC保有」を参照(下図)、「1ページに20個取引が記載される」というルールのビットコインのページが前のページに書かれている「Aさん100BTC保有」を参照しているとすれば2つの台帳に「Aさん100BTC保有」が存在する事になり、どちらも正当とされます。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20170721091810p:plain

 

分裂したとしても元々の台帳に書かれている事は正当なものとして扱われるので元々のビットコイン保有者は「元のルールのビットコイン」と「新たなルールのビットコイン」どちらも保有している事になります。

 

分かりづらいのでどちらかのビットコインは「ビットコイン(BTC)」ではなく、異なる名前がつけられます。イーサリアムの分裂の時は「イーサリアム(ETH)」と「イーサリアム クラシック(ETC)」と名づけられました。

 

まとめ

 

通貨が分裂する、というのはあまりイメージが無いので理解するのに多少時間がかかりますが「ビットコインの存在を証明する台帳が分裂する⇒結果ビットコインの分裂」と順序立てて追っていけば難しい事はありません。

 

また分裂=悪、という訳ではなくビットコインのような中央管理不在のシステムでは様々な意見や提案を試す発展のうちの一つでもあります。逆に試したりすることの難しい法定通貨よりも健全である可能性さえあります。調べるととても仮想通貨は興味深いので是非情報収集をしてみていただければと思います!

 

関連記事

ビットコインの「フォーク」とは

ビットコインキャッシュ、ビットコインABC等について(初心者向け)

ビットコイン各取引所、2017年8月1日の対応一覧

仮想通貨が分裂した時の対処法

 

 bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

最初に手に取るビットコインの教科書

最初に手に取るビットコインの教科書