仮想通貨取引のスプレッドとは <各取引所の状況・比較・選び方>

本ページはプロモーションが含まれています

f:id:jyutakugyoseiku:20171115123045p:plain

 

仮想通貨の売買取引をする上でとても重要な「スプレッド」についてトレード初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。前記事⇒仮想通貨の価格はどのようにして決まっているのか? <リスクや注意点>

 

 

 

スプレッドとは

「スプレッド」とは売買をする際に生じる価格の差額を言います。

例えば1BTC(ビットコインの単位)=110円で購入できる時に、売却金額が1BTC=90円で提示されているとします。

この時購入と売却の金額差は20円(110円ー90円)あります。この金額差の事を「スプレッド」と言います。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20171115112842p:plain

 

スプレッドの幅

スプレッドの幅が大きいとその分トレードで利益を出すのが難しくなります。

先の例で1BTC=110円で購入した場合、すぐに売却すると1BTC=90円なので20円の損失が出てしまいます。

1時間後、ビットコイン(仮想通貨)の価格が10円上昇し購入価格が1BTC=120円、売却価格が1BTC=100円になった時に売却しても10円の損失(110円で購入し100円で売却)が出ます。

 

価格が10円上昇してもスプレッドが元々20円あるとマイナス20円からのスタートなので結果10円の損失が出てしまいます。

 

つまりスプレッドの分だけ利益を出すのが難しくなるのでスプレッドは低ければ低いほどユーザーの利益の出しやすさは上昇する事になります。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20171115113551p:plain

スポンサー

 

 

なぜスプレッドがあるか

このスプレッドは基本的には「取引所の手数料」として徴収されています。購入価格と売却価格の差を広げる事で同時に売買が行われた際にその価格差が取引所へ手数料として支払われる事になります。

 

ですので例えば20円のスプレッドがあるという事は1回の購入・売却につき20円の手数料が取引所へ払われている事になります。

仮に1BTC=110円で購入し、その価格が50円上昇した時、価格は160円ですが20円のスプレッドがあると140円でしか売却する事はできません。するとユーザーの利益は140円ー110円で30円になります。

 

本来50円の値上がりで50円の利益を得られるはずが30円の利益になるのはスプレッドの20円が利益から手数料として差し引かれているからなのです。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20171115114303p:plain

 

ただし、市場での価格変動が激しい際などはスプレッドが広がりやすくなります。

 

例えば「購入」をする人の方が「売却」する人よりも数が圧倒的に多い場合、売却がなかなか成立せずに購入が進む事などでスプレッドが広がります。

購入が増えると需要が高まり価格が吊り上がり、売却が少ないので売却価格はなかなか上がらない、という事などで発生しましゅ。ですので状況によりスプレッドは変化するので購入・売却の際にしっかりと確認する事が大切です。

 

仮想通貨取引所のスプレッド

「販売所」のスプレッド

仮想通貨取引所には第三者と取引する(ユーザー間で主に取引される)「取引所」と対取引所と取引をする「販売所」があります。

取引所では価格指定ができる事や販売所では提示された価格で仮想通貨を購入する(価格指定ができない)などの違いがあります。(詳細はこちらビットコイン取引所と販売所の違い

 

特に販売所では手数料が無料の場合が多いですが、スプレッドが大きい場合があります。「手数料無料」という広告だけを見て取引所を選んでしまうとスプレッドが大きくて実質支払い手数料が多かった、という可能性もありますので注意して選びましょう。

 

各取引所(販売所)のスプレッド比較

スプレッド早見表(販売所)

取引所 参考スプレッド※ 手数料
bitFlyer 約30,000円 無料
GMOコイン 5,000円 無料
Zaif 約90,000円 無料
QUOINEX 約1,000円 無料
coincheck(新規受付停止中) 約8,000円 無料
FISCO 約80,000円 無料

※スプレッド価格は基本的に変動します。表はあくまで参考価格を表示しています。ビットコインの販売所スプレッド比較。 ※計測時のスプレッド価格

 

bitFlyer

f:id:jyutakugyoseiku:20171115115327p:plain

スプレッド31,442円

 

GMOコイン

f:id:jyutakugyoseiku:20171115115627p:plain

スプレッドは2018年5月04日現在5,000円になっています

 

Zaif

f:id:jyutakugyoseiku:20171115115439p:plain

スプレッド89,654円

 

QUOINEX(スピード注文)

f:id:jyutakugyoseiku:20171115120124p:plain

スプレッド911円

 

coincheck(新規受付停止中)

f:id:jyutakugyoseiku:20171115115210p:plain

スプレッド8,078円

 

FISCO

f:id:jyutakugyoseiku:20171115120406p:plain

スプレッド79,909円

 

取引所の選び方

以上がスプレッドの解説と各取引所の比較です。

スプレッドだけに関して言えばGMOコインではスプレッドが固定されているので比較的お得に取引ができますし、QUOINEXは狭いスプレッドでの取引を提供してくれています。

 

他の取引所は価格が安定してくるとスプレッドが落ち着いてくる事や「販売所」ではなく「取引所」ではスプレッドが狭い事が多いのでしっかりと取引の際は確認する事をおすすめします。

 

それぞれの取引所に特性があり、一概にどの取引所が一番いいとは言えません。自身がどのように取引所を使っていきたいのかに合わせて選ぶと良いと思います。

 

例えば

・とりあえず仮想通貨取引を行いたいがその後レバレッジ取引やビットコイン以外の仮想通貨も取引するかもしれない・・・バランスの良いサービスのbitFlyer

・取引手数料だけでなく入出金手数料も安く済ませたい・・・手数料が他よりも安く利用が簡単なGMOコイン

・色んな種類の仮想通貨を購入したい・・・国内最多仮想通貨種類のcoincheck

・企業の発行するトークンに投資してみたい・・・企業トークン取り扱いのZaif

 

というように目的に合わせた利用が大切です。

 

どれもやってみなければ分からない、というのであれば取引所のアカウント作成は無料ですので一度全て作ってみてそれから比べてみるのもいいかもしれません。

是非、色々と試して自分にピッタリの取引所を見つけてください!!

 

Next⇒初心者が知っておくべき仮想通貨と税金① <課税対象者と「利益」「損失」「雑所得」の考え方>

Back⇒仮想通貨の価格はどのようにして決まっているのか? <リスクや注意点>

 

関連記事

ビットコイン・仮想通貨取引所比較<2018年最新版> 「評判・手数料・選び方」

仮想通貨取引所比較 <手数料・レバレッジ・サービス>

仮想通貨取引所キャンペーン情報一覧

 

仮想通貨のすべてがわかる本

仮想通貨のすべてがわかる本

 

スポンサー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です