ビットコインのUASFとは

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ビットコインを調べていると目につく「UASF」という言葉。ビットコイン関連の話題はとてもスピードが早く、ついて行くだけでも大変です。今回は今話題になっている「UASF」について初心者の方にも分かりやすく解説をしていきたいと思います。

 

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UASFとは

 

UASFは「(U)ユーザー・(A)アクティベート・(SF)ソフトフォーク」の略語です。ソフトフォークとは本当に簡単に言ってしまえば「ビットコインの仕様変更」ですので、UASFとは「ユーザーが選択するソフトフォーク」と言えます。

ソフトフォークについてはこちら⇒ソフトフォークとは

 

ソフトフォークやハードフォークという言葉を聞いたことのある方であればすぐにお分かりいただけると思いますが「マイナー」と呼ばれたりするビットコインシステムを動かしている人たちによってどちらも仕様変更の決定が下されます。ですのでビットコインシステムの仕様変更に関して私達ユーザーは「もうすぐハードフォークされそう!」とか「今回のソフトフォークはこんななんだ」など受け身の姿勢を取るしかありませんでした。

 

そうなると「あれ?中央管理不在が特徴のビットコインなのに政治が絡んでいるのではないか?」といった疑問が生じたりします。そこで提案されたのがUASFで、ユーザーが仕様変更を判断してもいいじゃないか、というものです。

 

具体的に・・・

 

今(2017年4月現在)、UASFと言えばSegwitと呼ばれる実装をつけるソフトフォークを指します。Sagwitはビットコインのブロックサイズ問題の解決策の一つです。最近ではSegwitが採用されずにBitcoin Unlimitedによってビットコインがハードフォークするのではないか、という事で混乱が生じました。⇒ビットコインハードフォーク問題について<初心者向け>(結果未だハードフォークはされておりません。)

Segwitについての解説はこちら⇒Segwitとは?(初心者向け)

 

問題の解決方法として技術的に優れているとされ、ユーザーに有力視されていたSegwitが実装されなかったことでマイナーなどに対してユーザーが不信感を持ちました。さらに、ビットコイン開発者内部やマイナーの対立などが表面化していき、UASFという方法が今とても話題になりつつあります。ユーザーが決めるのだからビットコインシステム運営に政治的問題が影響されず、最も優れた(今後も利用される上でユーザーにとって)解決策がとられるのではないかと期待をされている、という訳です。

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UASFで解決されるか?

 

ここまで読むと、とてもメリットの大きな解決策のようにUASFは感じられます。しかしUASFには課題もあります。簡単に言いますが、仮にUASFによってSegwitの支持率がかなり高くなったとしても、あくまでビットコインシステムを稼働させているのはマイナーです。つまり支持率=実装、というわけではないという事です。もちろんマイナーもビットコインが広まっていって価格が上がれば自分達にもメリットがあるのでUASFの結果を無下にはしないでしょうが可能性としてはUASFを無視することも考えられます。

 

そうなればさらにややこしい事態に発展することになります。既にデジタルゴールドとしてビットコインは機能しているので「何もしない(仕様変更なし)」方が得をする人もいるかもしれません。ですのでUASF=最高の解決策、というわけでは必ずしもないということです。

 

とは言ってもUASFの支持率が高まっていきマイナーがそれを無視することがビットコインユーザー減少につながる、と判断されればSegwitが実装されていきそれによってビットコインがさらに利用しやすくなった結果価格上昇なんてこともあり得ます。こればっかりはやってみなくては分からないのです。

 

まとめ

 

初心者の方がUASFに参加するのは少々ハードルが高いと思います。もちろんビットコインの将来の事を考えて頑張って参加するのもアリでしょう。

ビットコインという未知なる通貨の行く末がとても気になります。紆余曲折あってどうなるのか。とても面白い事だと思いますので、ご興味があれば情報収集をしてみていただければと思います。

 

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