とってもやさしいビットコイン

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ビットコインや仮想通貨の知識が全くない初心者の方でもビットコインや仮想通貨がどういうものなのか分かりやすく理解できるブログを目指してます。

ビットコインの所有権「UTXO」とは?

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ビットコインのUTXOという用語をご存じでしょうか?「UTXO」というのは「unspent transaction output」の略で「未使用のトランザクションアウトプット」という意味です。UTXOはビットコインの取引(トランザクション)に関連する用語で、理解するとビットコインの仕組みについて少し理解が深まります。

 

 

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UTXOとは

 

先ほども説明した通りUTXO=未使用のアウトプットトランザクションです。これはさらに噛み砕くとビットコインの「ブロックチェーンに記録されたまだ使われていないビットコインの集まり」という意味になります。(ブロックチェーンとは?⇒ブロックチェーンとは

 

しかし、ビットコインというのは発行された時点で所有者がいない、という事は有り得ません。ビットコインは「金」と同じで採掘(ビットコインではマイニングと言います)されなくてはこの世に生まれません。採掘をして新たなビットコインを発行した人が最初のビットコインの所有者になります。(マイニングについて⇒初心者も分かるビットコインのマイニングとは

 

ですのでUTXOは未使用、かつ誰かが所有権を保持しているビットコイン(というかビットコインは常に誰かが所有している)という事になります。

 

では、「未使用である」という事はどういう事なのでしょうか?

 

ビットコインは現金などと違って仮想通貨という名の通りネット上にしか存在しない「バーチャル」な通貨です。ですので「ビットコイン」という「物」は存在しません。ビットコインについて調べていると「ビットコインウォレット」なるものがあり、「ビットコインウォレット」=「ビットコインの財布」というイメージを持つと思いますが実際に今、皆さんが使っている日本円用の財布のようにビットコインウォレットにはビットコインが入っているわけではありません。

 

ビットコインウォレットはあくまでビットコインアドレスに紐づいた「まだ送金されていないビットコイン」を参照しているだけなのです。この「まだ送金されていない」というのはそのビットコインが「自分のビットコインアドレス宛に送られてきた」という記録が最後になっている状態です。

 

ビットコインの所有者はブロックチェーン上に記された、未使用かつ所有権が記されたアウトプットできるビットコインの集まり(=UTXO)によってわかるのです。


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トランザクションについて

 

ここで少しビットコインのトランザクション(取引記録)について知っておくとUTXOについての理解が進みます。

ビットコインのトランザクションはカンタンに説明すると以下のような構成になっております。

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アウトプットには送金者の未使用ビットコインと情報が書かれております。インプットは相手のアドレスや金額です。ここで「送金者の未使用ビットコイン」と言うのは送金者が持つUTXOの中のビットコイン情報(常に送金者は自身のUTXO全てを送金する訳ではないので)です。

 

このトランザクションがブロックチェーンに埋め込まれる事で1BTCが次の人のUTXOになっていく訳です。この時に「未使用ビットコイン1BTCはその人のUTXOか?」や「電子署名は公開鍵の所有者が行っているのか?」という検証が行われます。

 

この検証をクリアすれば「インプット」に書いてある次のビットコインアドレスに1BTCが紐づけられる事になるのです。

 

このようにしてUTXO、未使用ビットコインは移行していきます。「未使用ビットコイン」というのは厳密に言えば「未使用アウトプット」です。トランザクションのアウトプットで参照できる(その人が送りたい数量ビットコインを保持しているかの判断ができる)のが未使用アウトプットであるUTXOなのです。

 

所有ビットコイン=UTXO

 

ここまで来るとお分かりのようにビットコインの残高はその人のUTXOと同じになります。ビットコインはそのネットワーク上にUTXOがいたるところに散らばっております。ビットコインウォレットで示される残高はUTXOを勝手に集計したものでそれを送金する時に使う「秘密鍵」というキーを保管しているものなのです。(秘密鍵について⇒ビットコインの公開鍵と秘密鍵とは

 

つまりビットコインの全てはブロックチェーン上に記されており、そのブロックチェーンが改ざんできない事や消去できない事が証明されているのでビットコイン自体が無くなるという事は事実上不可能なのです。もちろん取引所等の中央機関のサーバーが攻撃を受けたり、秘密鍵を保管するウォレットのパスワードが盗まれたりしてしまうとビットコインは取られてしまいます。

 

最近ではそのような攻撃に対処するために上級セキュリティ(上級セキュリティ「マルチシグ(ネチャ)」とは)が開発されたり、ビットコイン取引所向けの保険(<News!>国内初!三井住友海上が仮想通貨盗難保険 )が開発されたりしております。ビットコインが世に広まっていく下地ができつつあると言っていいでしょう。

 

ただただビットコインを利用するだけならUTXOなどの用語は知らなくても利用できるものですが、知識は多いほど不測の事態に対処できる可能性が高まりリスク回避に役立ちますし、単純に最新技術を学ぶのは面白いものです。興味のある方は積極的に情報収集してみてはいかがでしょうか!

 

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