イーサリアムを調べているとたまに「ガス(Gas)」という単語を目にすることがあります。初心者の方には「ガス??」となる方もいらっしゃると思います。
イーサリアムにおける「ガス」のご説明を初心者の方にも分かるようにさせていただければと思います!
イーサリアムのガスとは?
イーサリアムの「ガス」とはイーサリアムを利用するときにかかる手数料の事です。
ビットコインで取引する時にマイニングをするマイナーに手数料を払うようにイーサリアムも取引する時にかかる手数料は存在します。
これらは全てイーサリアムマイナーに支払われます。
なぜ「ガス」と呼ばれているのか?
なぜイーサリアムでは手数料の事を「ガス」と呼ぶのでしょうか?
イーサリアムはビットコインと異なり、決済システムとして作られたものではありません。
簡単に言うとブロックチェーンを利用したアプリケーション開発の為のプラットホームのような存在を目指して作られております。プラットホーム上でアプリケーションを動かす為にはイーサリアムのブロックチェーン自体が稼働しなければなりません。
ブロックチェーンを稼働させるのはイーサリアムをマイニングするマイナーです。
マイナーは手数料等の報酬をインセンティブにマイニングをし、ブロックチェーンは稼働します。その際にイーサリアムの通貨「ether(イーサ)」が支払われます。これをガスと呼びます。
つまりイーサリアムではアプリケーションを稼働させる為に手数料が必要になります。その手数料はアプリケーションを動かす元となっているので「燃料」=「ガス」というイメージがあり「ガス」と呼ばれるのです。
ガスはいくらか?
ガスはその時で料金が変わります。1ガス(gas)は0.00001ETHや0.00002ETH辺りを推移しております(2017年9月現在)
イーサをやり取りする際の手数料(ガス)は自身で決める事ができますがビットコインと同様に手数料の多いものをマイナーは処理するので多ければ早く処理は実行されます。
また、イーサリアムでは決済だけではなく様々な行為をする事ができ、行為ごとに定められた手数料がかかります。
定められた手数料を「ガスリミット(Gas limit)」と言い、それに需要できまる「ガスプライス(Gas price)」をかける事で実際に支払う手数料が決まります。
まとめ
イーサリアムはビットコインに比べシステムが複雑になっているので利用方法も多少複雑になっております。イーサリアムに興味がある方は知識をつけて、決済システムではない仮想通貨の可能性を見据えましょう。
Next⇒イーサリアムの通貨単位 <wei・ether・tetherなど>
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