bitFlyer、送金でSegwitを導入 <送信の際の注意点など>

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仮想通貨取引所のbitFlyerがビットコインの送金でSegwitを導入しました。Segwitを導入した事で送金手数料が0.0005BTCから0.0004BTCに引き下げられ、安価且つスムーズにbitFlyer取引所からビットコインを送金する事ができるようになります。

 

 

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Segwit導入について

2017年10月13日に仮想通貨取引所のbitFlyerはSegwitを導入しビットコインの送金手数料が0.0005BTCから0.0004BTCに引き下げられました。

 

Segwitはビットコインの取引を円滑にする為の機能で2017年8月にビットコインに実装されました。Segwitが導入された事でビットコインの取引データが少し軽くなり送金手数料が安くなる・スピードが早くなる、そしてその他の機能が強化される事となります。ビットコインのSegwit実装で何が変わるのかはこちらSegWitのアクティベートとビットコインの今後<初心者向け>をご参照ください。

 

Segwitはビットコインに実装されましたが、その機能を私達ユーザーが簡単に利用する為にはユーザーの利用する取引所やウォレットがSegwit対応にならなくてはなりません。(取引所以外でSegwitを利用する事は可能です)8月に実装されてからその後あまり取引所やウォレットの対応は進んでおりませんでした。今回のbitFlyer対応により国内取引所ではbitbank.ccに次ぐ2つ目の対応になります。

 

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※第三者の取引所やウォレットを利用しなくてもユーザーは自身で取引データを作成する事でSegwitを利用できますが初心者の方には困難な為ここでは省略しています。

 

また、Segwitが最も送金コスト・時間を削減できるのは送信者・受信者がSegwit対応をしている場合です。していない場合などにより送信コスト・時間は変動します。

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bitFlyer社のSegwit導入

今回bitFlyerが導入したSegwitは送金の手数料・スピードが早くなるというものです。採用されたのは「P2WSH」という形式でこれは世界初(bitFlyer社調べ)となります。Segwitにはいくつかの対応種類があり、bitbank.ccの対応しているSegwitとは方式が若干異なります。bitbank.ccの対応ではアドレスが「3」から始まっていますがbitFlyerでは「bc1」から始まります。(参考:Segwit対応から見るbitbank.ccという取引所の良さ

 

ちなみにマルチシグという複数の秘密鍵で管理するビットコインアドレスも「3」から始まります。これは「P2SH」という方式を採用している為です。3から始まる=Segwit対応という訳ではありません。

 

また、対応しているのはビットコインの「送金」のみで受信する場合はまだ対応しておりません。理由は「ビットコインキャッシュを誤ってビットコインアドレスに送ってしまった場合、Segwit未対応のビットコインキャッシュシステムでは送金したビットコインを盗まれてしまうリスクがある為」としています。

 

注意点

bitFlyerではビットコインアドレスとビットコインキャッシュアドレスは現在(2017年10月13日)同じです。その為簡単に言えばbitFlyerのシステム内でビットコインとビットコインキャッシュを分ける事で保管しています。今後Segwit対応が進むと誤ってビットコインとビットコインキャッシュを送信した場合に返却されない事が起こり得ます。送信先・受信先でビットコインとビットコインキャッシュを誤って送受信しないようさらなる注意が必要になります。

 

Segwitを利用しよう!

Segwitを利用する事で送金コストや時間が削減されるのはユーザーのメリットですが、Segwitを利用する事でビットコインネットワーク全体に貢献する事ができます。Segwitは取引データを若干削減しているのでビットコインの取引が多くなりすぎて全体の取引処理スピードが落ちるという「詰り」を解消する一因となります。

 

他にも取引データ(トランザクションと言います)展性(マリアビリティ)の防止にも役立ち、ビットコインの課題の一つをクリアします。(トランザクション展性についてはこちらビットコインのマリアビリティ(トランザクション展性)とはをご参考にしてください。)

 

bitFlyerが採用する「P2WSH」はライトニングネットワークというさらにビットコインのシステムを良くする機能の利用を加速します。このような動きが出てくる事でビットコインの取引システムはますます良いものになっていくでしょう。

 

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