ビットコイン価格上昇で200万円突破 デジタルゴールドとしての地位

本ページはプロモーションが含まれています

f:id:jyutakugyoseiku:20171208120522p:plain

 

2017年12月8日にビットコインの価格が1BTC=200万円を突破しました。考えられるビットコインの価格上昇要因やデジタルゴールドとしての認識、仮想通貨の今後について初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。

 

 

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

 

200万円突破

2017年12月8日にビットコインの価格が1BTC=200万円を突破しました。ビットコイン価格は2017年に入り爆発的に上昇を続けており、過去最高値を更新し続けています。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20171208112527p:plain

(画像元:https://www.cryptocompare.com/coins/btc/charts/JPY?p=1D

 

また、100万円突破が11月26日の事(参考:ビットコイン価格上昇で約100万円へ 理由・要因と仮想通貨に対する「期待」)でしたので12日で2倍に価格が上昇しています。

100万円から150万円は12月6日で、10日間かかっていたのに対し150万円から200万円までは2日間で+50万円とそのスピードは加速の一途を辿っています。

この12日間でビットコイン自体に何かしらの大きな変化があった訳ではなく、全て話題性から生じた価格上昇である事が言えます。

スポンサー

 

 

アメリカビットコイン先物上場

最も大きな話題となっているのは12月2日に報道された12月10日から始まるアメリカシカゴの大手先物取引所のビットコイン先物上場です。(参考:アメリカビットコイン先物取引上場で何が変わるか

 

アメリカでビットコイン先物が扱われる事でビットコインに対する認知度が上昇し、アメリカの投資家の資金がビットコインにより集まってくるという期待からビットコインの「買い」が進んでいます。

 

先物商品が広く売買される事でビットコインに資金が入ってくる事とビットコインの価格が安定する事、ビットコインの価格変動のリスクヘッジを担う事などの期待が高まりビットコインがより安定したデジタル通貨になるとの見方があります。そのような期待を背負っての価格上昇と考えられます。

 

取引処理は追いつかず

価格上昇と共にビットコインの送受金は増加し送金完了を待つ取引の数は12月8日11時時点では1万7千を超えます。

 

f:id:jyutakugyoseiku:20171208113943p:plain

 

ビットコインの取引処理は10分に1度、一定数しか行われず送受金を行いたい人が増えれば増えるほど完了しない取引の数は増えていく事になります。(参考:ビットコインの手数料と「詰り」状態

その数が1万7千に上っています。これは2017年5月にも起きた現象です。5月には1万8千もの取引完了待ちの数が発生しました。ビットコインは稼働し続ければ順次処理が行われるのでこのまま送受金が増加し続けなければ解決します。

 

ただし増加し続けている場合、早く送金したい人にとっては手数料を高く設定しなければならず(高い手数料が設定されていれば送金は早く行われます)これはビットコインが抱える問題の一つです。

 

この送金完了待ちの人がビットコインを売りたいと思っていて、解消された時に価格が下落する可能性もありますが、売買取引をしている人が増えるとその分送受金の量も増える事になるので価格が急騰している時にはよく起きる現象でこれが価格高騰に繋がっているとはあまり考えにくいでしょう。

 

デジタルゴールドとしての地位

ビットコインの「詰り」状態のような問題は価格に影響するよりも現段階ではビットコインの性質に関わると考えます。

ビットコインは決済システムですが先に述べたように決済が集中すると必ずと言っていいほど送受金完了の遅延と手数料の高騰が起こります。

 

このような特徴は広く知られているのであまりビットコインを現段階で決済システムとして利用したい人は多くないでしょう。しかし、だからと言ってビットコインが崩壊する訳ではなく存在し続けます。取引が詰まっても保有者にとっては1BTCは1BTCで価格が形成されている以上何の影響もありません。

 

このような特徴はビットコインをデジタルゴールドへと認識させるものだと考えられます。ビットコインが送受金に利用されず、また日本円に換金する時に税金が発生する、世界各地でもビットコインに対する規制が出される、となれば長期保有の考えが進む可能性があります。

 

基本的にビットコインやその他の仮想通貨は利用価値が無ければ価格は形成されていきませんがここまで世界に知られたビットコインは既にそれ自体に意味があるデジタルゴールドとしての役割を担っている(担っていく)可能性があります。

 

「資産の逃避先としてのビットコイン」という利用価値がここまで堅牢で認知されていると決済システムとして不便でもそこに価値を見出す人が増える可能性です。そうなればゴールドのような性質を持つデジタルゴールドとしての地位が確立されていく可能性はあるでしょう。

 

決済システムとして

ただ、仮想通貨が期待されるのは決済システムとしての役割です。デジタルゴールドとしての地位が確立されるだけでは終わりません。

ビットコインがデジタルゴールドになればその周辺を他の仮想通貨が担っていく可能性があります。ビットコインを基軸通貨として他の仮想通貨が決済用通貨としてやり取りされる可能性があります。

 

ライトコインDASHなどがビットコインの補完的な役割(より現金に近い役割)を目指したのは既に何年も前の事ですが今後その真価が問われる事になっていく可能性があります。

 

また、ビットコインに関連して開発が行われるライトニングネットワークという技術がそれらの仮想通貨を一蹴して現金のような役割を担う可能性もあります。

 

価格という点でも仮想通貨を取り巻く環境という点でもビットコインは次なるステップに踏み出したと言えそうです。もちろん今後ビットコイン価格が大暴落する可能性は充分ありますので投資目的で購入する場合は慎重に行いましょう。

 

関連記事

ビットコインと「金(GOLD)」

南海バブルと仮想通貨の相違点 <仮想通貨はバブルか?>

安全資産としてのビットコイン高騰か?

ビットコイン、2日で約80万円の大暴落 <要因と今後>

 

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

ビットコインのすべてがわかる本

ビットコインのすべてがわかる本

 

スポンサー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です