ビットコインについて調べていると「プロトコル」という言葉が出てきます。コンピューターに馴染みの無い方だったりすると初めて聞く言葉かもしれません。「プロトコル」という言葉について分かりやすく解説をしていきます。
「プロトコル」とは
「プロトコル」という言葉の意味を調べると
対象となる事項を確実に実行するために手順を定めた規定、取決めのこと。
と出てきます。
ビットコインの中で利用される「プロトコル」を簡単に言えば
「コンピューターが従うべき手順」
のことだと言えます。
ビットコインには「プロトコル」があります。「従うべき手順」があるのでそれに基づいてビットコインは動いております。では、ビットコインの「プロトコル」とはどのようなものなのでしょうか?
ビットコインのプロトコル
ビットコインの「プロトコル」はいくつかあります。例えばブロックサイズをどの程度の大きさにするか。というものです。現在では1MBと決められております。1MBまでしかブロックサイズを大きくせずに、ブロックチェーンが作られていくのです。これがビットコインのブロックサイズを作成する時の「従うべき手順」です。
様々なプロトコルがあり、それがビットコインのシステム稼働のルールとなっております。このプロトコルは変更ができないか、と言えばそうではありません。一定以上の賛成があれば変更が可能になります。ビットコインにおいて言えばこの賛成の割合がとても高いのでプロトコルはやすやすと変更できないのです。
他の仮想通貨ではプロトコルを簡単に変更できる設定になっているものがあったりします。プロトコルが変更しにくいと利用者はプロトコル変更に戸惑う事が少なくなります。逆にプロトコルを変更しやすいと、不便な仕様を改善しやすくなる為利用者にとってメリットになったりします。
パブリックブロックチェーンとプロトコル
ビットコインのようなパブリックブロックチェーンは意思決定機関がなく「プロトコル」中心に回っていきます。この構造は今までの組織の在り方とは全く違います。トップダウンの組織ではなく決められたルールの周りに人がいる構造です。
この構造の組織では個人同士がプロトコルによって繋がれます。意思決定機関という情報を掌握する中央が存在しない為に全ての個人が独立し、平等に扱われます。中央が不正をする心配も無ければ、中央に近い存在が優遇される心配もありません。
自由主義経済の世界がより実現されることになります。それが良いかどうかは別として、今までにない組織や経済の在り方が期待をされているのです。
ビットコインの与えたインパクトはこのようなものが挙げられます。もちろんそれだけではありません。これ一つだけでも充分学ぶ価値があるのではないかと思います。ご興味のある方は是非情報を収集してみてください!
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