ビットコインや仮想通貨の環境はとても早く変わっていきます。今年4月に施行される仮想通貨法などの影響も大きく出てくる事が予想されます。国内ビットコイン取引所のbitFlyerがビットコイン売買手数料無料キャンペーンを終了させることを発表しました。今後も仮想通貨業界の様々な場所で変化が訪れそうです。
今回の発表について
2017年2月16日にビットコイン国内大手取引所のbitFlyerがビットコイン売買手数料無料キャンペーンの終了を発表しました。bitFlyerは以前よりキャンペーンにて「ビットコイン取引手数料(売買手数料)」を行ってきましたが2017年3月2日よりbitFlyer内の「ビットコイン取引所」でのビットコイン取引には一定以上の手数料がかかるそうです。
手数料は過去30日間の取引量によって変わります。
10万円未満の取引量の方は0.15%で最大、5億円以上の取引量の方は0.01%で最小の手数料となります。ちなみに取引量10万円未満の方の手数料である0.15%は国内ビットコイン取引所の中では最大になります。(coincheckも最大0.15%かかりますが3月31日までは取引手数料無料キャンペーン中)
今回の取引手数料無料キャンペーンの終了は現物取引のみでFX取引や販売所の購入は無料キャンペーンが続くそうです。知ってるだけでお得!ビットコイン取引所と販売所の違い
またビットコイン送付もbitFlyerでは無料でできましたが3月2日より0.0002BTCかかるそうです。※bitWireは無料のまま bitWireとは⇒bitFlyerで簡単無料ビットコイン送金!「bitWire(β)」とは?
取引手数料や送付手数料について
最近、ビットコイン取引所ではサービスの停止(J-Bits取引所のサービス停止)や手数料の改定(coincheckの取引手数料が無料に!)が相次いでおります。もちろん冒頭でも述べた通り4月に施行される仮想通貨法や中国当局の中国ビットコイン取引所への指導など様々な要因はあります。
しかし、基本的にビットコイン取引所は取引手数料によって成り立つサービスを行う企業です。ですので手数料がかかるのは本来の姿に戻ったと言っても良いでしょう。またビットコインは送付に手数料がかかります。bitWireのような運営アカウント内でのやり取りでない場合は少額必ず手数料がかかりますのでこのような対応になるのもやむを得ないと私は考えております。
国内ビットコイン取引所では大手のbitFlyerが手数料無料キャンペーンを終了したことによって国内ビットコイン取引所の勢力図も変わっていくかもしれません。取引所では取引以外のサービスも展開(決済サービスなど)しており、今後取引所の立ち位置も徐々に変わっていくかもしれません。
そのような側面からもビットコイン業界を見てみるのも楽しいかもしれません。
参考手数料一覧・税 - ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所【bitFlyer】