2017.5.23.更新
最近、ふと「ビットコインを取引所で購入するときはどこで購入するのが一番得をするのだろう?」という疑問が浮かびました。
というのも、ビットコイン取引所には違いがあるからです。
・ビットコイン取引手数料の違い
・日本円振り込み手数料の違い
・ビットコイン価格の違い
がそれぞれ取引所にあるのでどれか一つを見て「最も安い」とは言えません。
それぞれを比較して、一番得する方法を検証したいと思います!!今回は1BTCを購入する検証です!
ビットコイン取引手数料の違い
まずはこちらから。
これは以前当ブログでご紹介(ビットコイン取引所比較~取引手数料~)しましたのでそのまま掲載させていただきます。
<bitFlyer> 0.15%~(30日間の取引量により変動有)
<Bitbank trade> 0% ※bitbank.ccへ現物取引移行(詳細はこちら)
<Coincheck> 0%(キャンペーン中。2017.5.31.まで)
<BTCbox> 0%
<Zaif> Taker -0.01% Maker -0.01%(得られる手数料は1取引当たり最大200円まで)
<QUOINEX> 0%(キャンペーン中)
<Lemuria> 0%
<J-Bits> 取引所停止
<BITPoint
> 0%
(2017.5.23.時点)
ここで一番得するのは Zaif で購入する時になります。
1BTCが200,000円だとすればZaifで取引をした場合は20円貰える事になります。
ですのでここまででかかる費用は1BTC購入したとすると(1BTC=20万円で計算)
<bitFlyer> 1BTC×0.15%=300円
<Bitbank trade> 0円
<coincheck> 0円
<BTCbox> 0円
<Zaif> 20円貰える
<QUOINEX> 0円
<Lemuria> 0円
<BITPoint> 0円
となります。
日本円振込手数料の違い
続いて日本円を入金する時の振込手数料の違いです。以前、当ブログで比較をしましたが(ビットコイン取引所比較~取引以外の手数料編~)日本円入金の手数料は全取引所において取引所に支払う手数料は無料です。
しかし、日本円を取引所に入金する際には「銀行」を通して行わなくてはなりません!
クレジットカードで購入する方法もありますが、実際ビットコイン価格にクレジットカード利用手数料が加算される(利用者に転嫁される)為、値段が高くなります。なのでここでは比較しません。
では、実際に銀行を経由して振り込む場合の手数料はどのくらいかかるのでしょうか?
この疑問を解決するためには
・各取引所がどの銀行口座を利用しているか
・各銀行の振込手数料はいくらか
が分からなくてはいけません。
・各取引所がどの銀行口座を利用しているか
<bitFlyer> 三井住友銀行・住信SBIネット銀行
<Bitbank trade> 住信SBIネット銀行
<coincheck> 住信SBIネット銀行・りそな銀行
<BTCbox> 住信SBIネット銀行
<Zaif> 住信SBIネット銀行
<QUOINEX> 東京スター銀行・住信SBIネット銀行
<Lemuria> 住信SBIネット銀行
<BITPoint> ゆうちょ銀行・東京スター銀行・住信SBIネット銀行
となっております。
それぞれを現金で振り込んだ時の手数料、同行他店から振り込んだ時の手数料を比較すればここでの最も得する1BTCの購入費用が出てきます。
・各銀行の振込手数料はいくらか
<現金の場合>
三井住友銀行 432円(窓口・ATM)
ゆうちょ銀行 340円(窓口)290円(ATM)
住信SBIネット銀行 不可
東京スター銀行 432円(窓口)324円(ATM)
三菱東京UFJ銀行 520円(窓口)432円(ATM)
りそな銀行 540円(窓口)320円(ATM)
<同行他店からの場合>
三井住友銀行 108円
ゆうちょ銀行 340円(窓口)290円(ATM)
住信SBIネット銀行 0円
東京スター銀行 432円(窓口)324円(ATM)
三菱東京UFJ銀行 108円
りそな銀行 540円(窓口)108円(ATM)
でした!つまり、一番安いのは「住信SBIネット銀行の口座を作成してから住信SBIネット銀行口座のビットコイン取引所に入金する」方法です!
※ちなみに住信SBIネット銀行以外でもネットバンキング契約をすればほかの銀行も無料になったりします。メガバンクでも同行へのネットバンキングからの振込は手数料無料です。今回は実店舗型は実店舗で、ネット銀行はネット銀行で、という住み分けをしました。
※また、住信SBIネット銀行なら月に1回(ランクによって最大15回)までの振込手数料は無料です。なので住信SBIネット銀行に口座をお持ちの方であればどの取引所宛てでも手数料は無料となります。
先ほどの「取引手数料」と「振り込み手数料」を合わせた結果がこちら↓
<bitFlyer> 0~432円+300円
<Bitbank trade> 0円
<coincheck> 0~540円
<BTCbox> 0円
<Zaif> 0円+20円貰える
<QUOINEX> 0~432円
<Lemuria> 0円
<BITPoint> 0~432円
まだこの時点でもZaifが一番安いことがわかります。
多くの取引所で住信SBIネット銀行が利用されているのでもし同行の口座をお持ちの方であれば住信SBIネット銀行口座からの振込みがお得に入金するコツになります。(参考:ビットコインを始めるなら住信SBIネット銀行口座がいい理由)
今では今回取り上げた全取引所で住信SBIネット銀行が利用されているのでここでの差は出ませんでした。(同行の口座を持っている場合)
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ビットコイン価格の違い
最後にビットコイン価格の違いです。
え?ビットコインって取引所によって価格が違うの?
と思われた方、そうなんです。ビットコイン取引所によって価格って違うんです。ですので購入する際は一番安いところで購入するのが最も得をします。
しかし、
「安いならその取引所で決定だ!」
というのは早計で、それぞれの安全性や利便性など総合して考える事が大切だと思います。
ビットコインはまだ登場して日が浅いですからカウンターパーティーリスク(詳しくはこちらカウンターパーティーリスクについて)がございます。
とは言え、同じ1BTCであれば1円でも安く買いたいのが人間というものです!
ここで全7取引所の価格を比較してみましょう!
※ビットコイン価格は相場によって変動します。今回は2016.9.21.のam9時ごろの比較です。ご参考程度にお考えください。
<bitFlyer> 60416円
<coincheck> 60490円
<BTCbox> 60510円
<Zaif> 60375円
<QUOINEX> 60437円
<Lemuria> 60660円
<BITPoint> 60336円
という結果になりました。今回最も価格が低かったのは<BITPoint>でした。
ただこればっかりはその時によって変わるのでご自身で確かめながら購入されるのが一番確実です。
結論
今回、価格で差が出たので最も安く購入できるのは<BITPoint>だという結論が出ました。ただしこれはあくまで一つの指標なのでもちろんセキュリティ面も考えて取引所を決定する事をお勧めします。(BITPointがセキュリティ面で劣っているという意味ではありません)
もし、ビットコイン現物販売価格が同じであればZaifさんがマイナス手数料により最も安く購入できる取引所となります。Zaifの口座作成方法はこちらで解説しております。ご参考にしていただければと思います。
取引所の選び方
それぞれの取引所に特性があり、一概にどの取引所が一番いいとは言えません。自身がどのように取引所を使っていきたいのかに合わせて選ぶと良いと思います。
例えば
・とりあえず仮想通貨取引を行いたいがその後レバレッジ取引やビットコイン以外の仮想通貨も取引するかもしれない・・・バランスの良いサービスのbitFlyer
・取引手数料だけでなく入出金手数料も安く済ませたい・・・手数料が他よりも安く利用が簡単なGMOコイン
・色んな種類の仮想通貨を購入したい・・・国内最多仮想通貨種類のcoincheck
・企業の発行するトークンに投資してみたい・・・企業トークン取り扱いのZaif
というように目的に合わせた利用が大切です。
どれもやってみなければ分からない、というのであれば取引所のアカウント作成は無料ですので一度全て作ってみてそれから比べてみるのもいいかもしれません。
是非、色々と試して自分にピッタリの取引所を見つけてください!!
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